「洋服のサイズは変わっていないはずなのに、なんだか顔がパンパン……」
「特にライフスタイルを変えたわけでもないのに、顔が太ってきた気がする……」
年齢を重ねるとともに、顔太りが気になってきたというお悩みをよく耳にします。
顔は人の第一印象を大きく左右するパーツでもあるので、女性の場合は特に顔太りだけは絶対に避けたいところです。
実は一口に「顔太り」と言っても、原因は脂肪だけではないことをご存じですか?
本コラムでは顔太りの原因と、すっきり顔痩せで美人顔を手に入れる方法をご紹介いたします。
「フェイスラインに年齢サインが出てきたかも!?」「とにかくこの顔太りをなんとかしたい!!」とお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
顔太りの原因って?
10代の顔太りの原因は「脂肪」であることがほとんどですが、20代以降の顔太りは、脂肪以外の原因であることも多いのです。
顔が太ったように見える原因は何なのか、代表的な原因をご紹介いたします。
顔のたるみ
年齢を重ねた肌はハリが失われ、徐々にフェイスラインが垂れ下がってきます。
重力に負けたフェイスラインが崩れて見えたり、皮膚がのびて見えることで、顔太りのように見えることがあります。
むくみ
加齢によって血液やリンパの流れが徐々に悪くなってくると、今まで以上にむくみやすくなります。
特に水分摂取量を増やしていない場合でも、顔の筋肉を意識して使っていないとむくみやすく、またむくみがとれにくくなり、顔太りのような状態になってしまいます。
偏った生活習慣や姿勢
10代の頃と同じ生活を送っているつもりでも、年齢を重ねるごとに体内は変化していきます。
塩分の多い食事や栄養バランスの偏った食事を摂取していると、血液やリンパの流れが滞り、冷えやむくみなどが顔を丸く見せる原因になります。
また下を向いてスマートフォンやパソコンを操作していると、フェイスラインが垂れ下がりやすくなり、肩や首のコリが顔太りを助長してしまいます。
無理な姿勢を続けていると、エラの筋肉が過剰に発達してしまい、エラ張りが原因の顔太りになってしまう場合もあります。
顔太りによる影響は?
もちろん顔が太って見えることも困りますが、年齢を重ねてからの顔太りは、顔の老け見えを助長してしまいます。
ほうれい線を濃くする顔太り
頬やあごのラインが崩れてくると、ほうれい線がより濃く刻まれてしまいます。
ほうれい線が濃くなってくると、年齢よりも老けた顔に見えてしまうのはもちろん、口角が下がって見えてしまいます。
顔太りの影響で、愛され顔と真逆の印象になってしまうことは避けたいですよね。
全体のバランスを崩してしまう顔太り
むくみによって目が小さく見えてしまったり、頬のたるみによって唇の形が変わってしまうなど、顔太りはフェイスラインだけでなく、顔全体のバランスを崩してしまいます。
また全身を見た時にも顔が大きく見えてしまうと、等身のバランスがおかしく見えてしまいます。
顔太りを軽減するには?
20代以降の顔太りは絶対に避けたいところですが、どのように顔痩せを目指したらよいのでしょうか。
顔太りの原因に少しでも有効な手段としては、筋トレやマッサージ、生活習慣の改善などが上げられます。
顔痩せに有効な筋トレ
身体を鍛えるイメージの強い筋トレですが、顔のたるみやむくみが原因の顔太りは、顔の筋肉をトレーニングすることでも軽減できます。
鏡を見ながら大きく口を開けて50音を唱えてみると、普段あまり使っていない筋肉があることに気がつくかと思います。
また眉を上げ下げしたり、舌を口の中でまわしてみるといった運動を一日5分でも心がけていると、顔痩せにつながります。
「湯船につかりながらあ、い、う、え、お、を声に出してみる」「歯磨きのあとはベロをまわす」など無理なく続けられるルーティンにすることで、顔の老廃物が流れ、顔太りの原因を取り除くことができます。
顔の筋トレは過度にやりすぎてしまうと、無駄なシワを増やしてしまうこともあります。適度な表情筋トレーニングを心がけてくださいね。
顔太りに有効なマッサージ
むくみが原因で顔太りが気になる場合は、リンパの流れをマッサージで整えることによって顔痩せにつながることもあります。
顔全体はもちろんのこと、耳の周りや首から鎖骨まで、手やカッサを使って優しく老廃物を流していきましょう。
力加減によっては肌に負担をかけてしまうこともありますので、専用のオイルを使用したり、専門のマッサージ店を利用されることをおすすめいたします。
生活習慣を改善して顔痩せ
顔のむくみの原因になる塩分や、脂肪になりやすい糖質や脂質など、食生活を見直すことは顔痩せを目指す上で非常に重要です。
過度な喫煙やアルコールの摂取も、肌の水分量を失う大きな原因になってしまいますので、今後のフェイスラインのことを考えるとあまりおすすめできません。
コラーゲンやビタミン豊富な食事を心がけると同時に、普段の身体の姿勢も一度見直してみましょう。
仕事中や食事中、そしてスマホを眺めるときなどに背筋を伸ばすことを心がけると、あごがきゅっと引き締まる感覚がお判りいただけるかと思います。
年齢サインや老いを感じることは多々ありますが、今日が一番人生で若い日です。
今後のフェイスラインのためにも、食生活や姿勢などの生活習慣を見直してみましょう。
加齢に伴う顔太りには、美容整形もおすすめ
筋トレやマッサージ、生活習慣の改善を心がけるにしても、一度ついてしまった脂肪やたるんでしまった皮膚は、今すぐ改善して顔痩せを目指したいですよね。
現代の美容医療では、顔太りの原因ごとに様々な美容整形手術を選択することができます。
気軽にトライできるプチ整形を中心にご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
脂肪溶解注射
頬やフェイスラインについてしまった脂肪をどうにかしたい場合や、顔に脂肪がつきやすい体質に悩む方におすすめなのが、脂肪溶解注射です。
薬剤を直接気になる場所に注入することで、脂肪細胞を減らすことができます。
顔の脂肪細胞そのものを減少させる薬剤を使用しますので、リバウンドが起こりにくく、術後のダウンタイムも比較的短くて済みます。
ハイフ
ハイフは顔の筋肉がある層に直接アプローチができる、美容医療専用のマシンです。
加齢によってたるんでしまった筋肉に高濃度の超音波エネルギーを照射することで、ゆるんでいる肌の土台からしっかりと改善し、リフトアップを促します。
ほうれい線などの気になるシワも改善される上に、施術も1時間以内、ダウンタイムも1時間以内と、美容整形が初めての方にも挑戦しやすい施術です。
ボトックス注射
エラの部分が発達してしまい、エラ張りが顔太りの様に見えてしまっている場合は、ボトックス注射がおすすめです。
エラの筋肉にボトックスを注入することで、フェイスラインがすっきりとして口角も上がり、一気に顔痩せが可能です。
施術自体は数分で終わり、ダウンタイムも数日以内ですので、根本からエラ張りをしたい方におすすめの美容整形手術です。
おわりに
いかがでしたか?
顔太りの原因は人によってそれぞれで、顔太りタイプによって顔痩せの方法も異なります。
セルフケアや生活習慣を見直すのはもちろんのこと、プロのアドバイスを聞いて美容医療を使って顔瘦せも目指すのは、非常に有効なアプローチです。
顔太りの変化に気づいた際は、ぜひ一度美容整形外科にご相談されることをおすすめいたします。