思春期、ストレス、生理前etc.
これらの状況は、ニキビが出来やすいです。
薬を塗る、バランスのとれた食事をとる、ニキビを治すために自分の生活を見直すと思います。ほとんどの人は放置しないと思いますが、放置すると後々クレーター状のニキビ跡となってしまいます。そして、このニキビ跡はセルフケアでは中々治りません。
今回は、ニキビ跡のクレーターの治療法をご紹介します。
そもそもニキビ跡とは
ニキビを治療せず放置することで、肌の奥にまで炎症が広がり、ニキビ自体が治っても跡が残る状態のことです。
ニキビの初期段階である白ニキビの場合、肌を清潔に保つ、生活習慣を正す、薬を塗るなどで跡を残さず綺麗に治ります。
白ニキビから進行した赤ニキビは、毛穴の奥でアクネ菌が増殖した状態です。この状態は治りにくく、ニキビ自体が治っても赤く炎症する、色素沈着、凸凹の肌として残る場合があります。
ニキビ跡の種類
そんなニキビ跡にも、3つの種類があります。
クレータータイプの治療法をご紹介する前に、種類について簡単に説明します。
赤みが残る
毛細血管がニキビに集まり、うっ血した状態です。
ニキビが治ってもこの赤みは残りますが、しばらくすると治ることが多いです。
色素沈着を起こすタイプ
ニキビの炎症から肌を守るためにメラニン色素が生成されて、色素沈着を起こすタイプです。メラニンのおかげで、ニキビのあった場所に茶色いシミのような形で現れます。
クレータータイプ
ニキビが炎症を繰り返して、肌が凹凸状態になったタイプです。
クレータータイプでも、いくつかのタイプがあります。
- アイスピック型
アイスピックのように細かく小さな穴のへこみが出来るタイプ - ボックスカー型
クレーターの底が平らで、垂直に陥没したタイプ - ローリング型
直径が4~5mm以上、緩やかで深いへこみが出来るタイプ
クレータータイプだと毛穴の構造が大きく変わってしまうため、中々治りにくく、セルフケアの効果が出ない場合があります。
クレータータイプのニキビ跡の治療法
クレータータイプのニキビ跡でも、軽度つまり凸凹がまだ浅い場合は、セルフケアで治る場合もあります。
ここでは、セルフケアでできるニキビ跡の治療法と、クリニックでできる治療法をご紹介します。
セルフケア
角質ケア
角質ケアで肌のターンオーバーを促進させると、改善することもあります。ニキビ跡は、ターンオーバーの乱れが原因でもあるので正常に戻ることで徐々に凸凹が目立たなくなっていきます。
保湿ケア
保湿・毛穴を引き締めることもクレータータイプのニキビ跡を治すときに重要です。しっかり保湿することで毛穴を引き締めることが出来ます。
コラーゲン、プラセンタ配合の化粧品を使うのも1つの手です。これらの成分は肌の潤いにとても大切で、保湿だけでなく毛穴にも有効です。
ニキビや毛穴に効く成分として、ビタミンC誘導体も有名です。
不安定なビタミンCを化粧品へ配合するために人工的に改良し、安定した成分にしたのがビタミンC誘導体です。肌への吸水性が低かったのが高くなり、お肌にとって良いことずくめです。
ただし、これらの成分はあくまでお守り程度。医薬品として認可されていないので、軽度のニキビ跡のケアにしておきましょう。
クリニックでの治し方
重度の場合はセルフケアでも完治が難しいので、クリニックで治療する方が良いです。
クリニックでは、主に3つの治療法があります。
ダーマペン
極細の針を使って肌に小さな穴を開け、治癒力を利用して肌を修復する方法です。共立美容外科や品川美容外科など、有名なクリニックで受けられる治療法ですので、通いやすいです。
ダーマペン4という機器もあります。従来のダーマペンより針数が多くなり、肌の状態に合わせて針の届く深さを変えられます。従来より効果も高く、痛みが少ないのがポイントです。
レーザー治療
肌にレーザーを照射することで、ターンオーバーを促進させる治療法です。
レーザー治療は種類がたくさんあるので、ここでは一番有名な炭酸ガスレーザーをご紹介します。
炭酸ガス(CO₂)レーザーは、炭酸ガスを使用して遠赤外線を原理とした光を発する気体のレーザーです。レーザーによる熱ダメージが少ないのが特徴です。
ケミカルピーリング
クリニックで受けられるピーリングになります。市販のピーリングより強力で、セルフケアでは落としきれない角質を落とし、ターンオーバーを整えます。毛穴ケアや肌のくすみにも効果があると言われています。
ケミカルピーリングは刺激が市販のものより強いので、少し痛みを感じる場合があります。肌が弱い人は、クリニックに相談するのが良いでしょう。
【おわりに】ニキビ跡を治すには
いかがでしたか。
今回は、ニキビ跡の治し方について書いてみました。
ニキビは出来るだけ白い状態で治すのが良いですが、ニキビ跡になっても、ケアの方法を探したりクリニックで治すという方法もあります。落ち着いて。
自分にあった治療法で、綺麗な陶器肌を手に入れてくださいね。